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Ryotaro Urai

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FOODHALL koya

Food hall "eka" that conveys the charm of Koya's traditional crafts

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Space design / 2021 / KOYASAN

 

Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence.

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Therefore, we will use a part of the Koyasan University building, which is biased toward single-function services and is a space separated from the townscape, to create a space where craftsmen who are involved in the inheritance of traditional crafts, food, and forestry will be responsible for the future of the region. We propose the creation of a platform that connects children and contributes to the development of successors to traditional industries. Specifically, the goal is to set up a “manufacturing studio” where children and craftsmen can foster their creativity together, and to create a foundation for new businesses and indigenous entrepreneurs centered on them.

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In order to create a communicative space in which all kinds of people, including pilgrims and residents, can easily enter the building as they walk through the town and enjoy conversations and discussions as they please, there will be a theater where pilgrims can learn about the traditional industries of Koyasan. , We have a book cafe that will also be a place for children.  

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なんば広場の滞留スペースにおける人々の滞留行動の実態分析

Research / Kazuki MORIWAKI

 

本研究は、大阪市の「なんば広場」を対象に、歩行者空間化後の滞留スペースにおける利用状況と人々の行動を分析したものです。なんば広場は、2008年の構想から2023年に歩行者専用空間としてオープンし、季節イベントの会場や滞留スポットを備えた都市広場として機能しています。広場設置前はタクシー乗り場や車道が占める空間で、放置自転車や混雑といった課題がありましたが、歩行者空間化により回遊性と利用者の快適性が向上しました。

本研究では、7月、9月、11月、12月の平日13時と17時半に調査を実施し、滞留者の属性や行動を分析しました。結果として、利用状況は季節や時間帯に大きく影響を受け、特に気温が高すぎる9月や寒さが厳しい12月では滞留者数が減少しました。一方で、暖かい時期には一人利用者が多く、寒冷期には同伴者利用が増える傾向が見られました。また、広場は飲食やアクティビティよりも、「何もしなくても居心地が良い」空間として評価され、都会の中で希少なリラックスできる場を提供していることが分かりました。今後は、広場の活用をさらに多様化させる可能性が期待されます。

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雑賀崎の漁業と「直接販売」から生まれる文化的景観の実態把握

Research / Syuma IKEDA

 

本研究は、和歌山市の漁村集落・雑賀崎を対象に、漁業を中心とした直接販売が生み出す文化的景観の実態を明らかにすることを目的としています。雑賀崎は都市計画法施行以前から自然発生的に形成された地域で、直接販売は地域の象徴的活動として価値を持ちます。研究はSNS投稿の分析、現地フィールドワーク、漁師へのインタビューを通じて実施されました。

結果として、漁港の風景が訪問者にとって特に印象的であり、SNSで広く共有されていることが確認されました。また、漁船から直接販売される新鮮な海産物は、生産者と消費者のコミュニティ形成を促進し、地域の社会的関係性を拡張する役割を果たしていることが分かりました。さらに、店舗形態は各漁船が独自に改善を重ね、多様化している点が明らかになり、地域の自然環境や社会的ニーズに適応する仕組みが確認されました。

これらの結果から、雑賀崎における漁港風景、直接販売、そしてそこから生まれるコミュニティが、地域の文化的景観を構成する重要な要素であり、持続可能な地域づくりに寄与していることが示唆されました。

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まちづくりの核としての無人駅活用の実態把握―湯浅駅と卯之町駅を対象として―

Research / Hiromine NISHIYA

 

本研究は、地方都市における無人駅の増加に伴い、駅をまちづくりの一環として活用する新たな方法や価値を明らかにすることを目的としています。全国の無人駅活用事例の文献調査と、湯浅駅(和歌山県)と卯之町駅(愛媛県)の事例調査を通じて分析を行いました。

湯浅駅では、飲食店や物販店、図書館、観光案内所、サテライト庁舎などの機能を併設した複合施設「湯浅えき蔵」が設置され、地域住民や観光客の利用を促進しています。卯之町駅では、飲食店や物販店のほか、郵便局や保育施設も併設され、住民ワークショップで出たアイデアを元にデザインされた待合室など、地域住民の意見を反映した設計が特徴です。

両駅では、駅を拠点にしたチャレンジショップや地域イベントの開催が行われ、駅が地域コミュニティのハブとして機能しています。特に若年層が学習や仕事の場として駅を利用するなど、多世代が関わる空間づくりが成功の要因とされます。本研究は、無人駅が地域活性化の拠点となる可能性を示し、持続可能な駅活用のモデルを提示しました。

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