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  • TAROJIRO ARCHITECTS

    TAROJIRO ARCHITECTSの公式ホームページです。【まちづくり | 空間デザイン | 調査研究】 project.4 FOODHALL koya 地域に必要な「場」を ともに構想し、かたちにする 私たちが目指すのは作って終わりではなく、地域の既存の価値や記憶を継ぎ、新たな風景として編み直す「サーキュラーデザイン」です。私たちは、「小さく・安く・速く」試行する「タクティカル・アーバニズム」の手法を用い、住民との協働を通じて、地域の遊休空間を愛着ある居場所へと変える「プレイスメイキング」を実践します。さらに、このボトムアップの実践から得た気づきを、地域全体の長期的なビジョンや都市デザインへと接続させ、その土地固有の未来を描くプロセスまで一貫して伴走します。このようにして、住民自身が環境を自律的に更新し続ける土壌を耕し、地域の空間資源と人々の想いが循環する状況を築きます 。 代表   浦井亮太郎 共同代表 浦井祐次郎 パートナー応募 NEWS NIKKEI THE PITCH SOCIALBUSINESS SCHOOLの最終プレゼンテーションに共同代表が登壇

  • QA | Kindai Univ. Architectural Planning Lab. | RYOTARO URAI

    近畿大学建築学部建築学科、建築計画研究室の公式ホームページです。研究室の取り組みや、教員(浦井亮太郎)の研究活動を紹介しています。建築計画や、建築企画マネジメント、都市デザインに関心のある学生さんたちと一緒に様々な研究活動に取り組んでいます。【Ryotaro Urai | 浦井亮太郎 | 建築・まちづくり】 project.4 FOODHALL koya 建築計画・まちづくりに関するQA Q. 建築計画と設計はどう違うのですか? A. 設計は図面を描いて具体的に形にしていく作業ですが、建築計画は「誰のために、何を、どのようにつくるのか」という背景を考え、設計の方向性を決めていく作業で、設計者にとっても重要な仕事です。特に学校のような公共性の高い施設では、計画段階での対話や現場理解がとても重要になります。 Q. 建築計画における“やりがい”は何ですか? A. 私にとっての建築計画のやりがいは、設計者と利用者の間に立って、両者の考えや言葉をつなぎ、空間をよりよいかたちに整えていくことにあります。使う人の視点と、つくる人の意図の間にある“翻訳者”のような役割に魅力を感じています。 Q. 浦井先生は、設計よりもまちづくりに重きを置いた研究をされているのですか? A. はい。建物の設計そのものよりも、地域との関係性や空間の使われ方に注目した研究に取り組んでいます。空間をつくることを通じて、地域の人や文化とどう関われるかが、私の研究の中心にあります。 Q. リノベーション物件は自分で探すのですか? それとも依頼が来るのですか? A. 地域に関わる中で「空いている場所があるから活用したい」という声を聞くこともあり、そこからプロジェクトにつながるケースが多いです。 Q. 街を活性化させるにはどうすればいいのでしょうか? A. 活性化といっても手法は一つではありません。地域ごとに背景や課題が違うため、毎回同じ方法でうまくいくわけではなく、現場に即した小さな試行を重ねながら、使い手と一緒に空間や活動を育てていくことが大切だと考えています。 Q. 子どもにとって良い「まちづくり環境」とは何だと考えていますか? A. 子どもたちが自分のまちに関心を持ち、地域の人と関わりながら、自らアクションできることが重要だと考えています。体験を通じて「自分ごと」としてまちに関わることが、子どもと地域の双方にとって価値のある学びになります。 教育施設研究に関するQA Q. 学校施設を計画・設計するうえで、大切にしていることは何ですか? A. 子どもたちの創造性や主体性が自然に引き出されること、そして学年を越えた交流が生まれるような空間をどうつくるかです。単に教室を並べるのではなく、「使い手がどう過ごしたくなるか」という感覚を大事にしています。 また、先生や地域との関係性が豊かに育つような、ひらかれた空間であることも大切にしています。 Q. 学校の設計では、実際の使われ方と設計者の意図がズレることもありますか? A. あります。設計の段階で「こう使われるだろう」と思っていても、現場では違う使われ方が生まれたり、使われないままの場所ができてしまうこともあります。大事なのは、そのズレを問題と捉えるのではなく、使われながら“育つ空間”として柔軟に考えていくことです。 Q. そのようなギャップを埋めるにはどうすればいいですか? A. 設計者と使い手が、遠慮なく本音で話せるような場を設けることが大切です。事前のワークショップや、簡単なスケッチを交えたイメージの共有なども有効です。計画段階から一緒につくっていくプロセスを踏むことで、ギャップを埋めてくれます。 Q. 教室を教科ごとに移動する仕組みについて、どう考えますか? A. 教室を移動することで、学習の環境が切り替わり、気分転換にもなります。特に中学生以上では、学びのリズムを整える意味でも効果的です。 Q. さまざまな機能(学校・公民館など)を統合すると問題は起きないのですか? A. 起こります。使う人の目的やリズムが異なることで摩擦が生じることは珍しくありません。ただ、それをどう乗り越えていくか、関係者と共に調整しながらよりよい空間をつくっていくことこそが、建築計画の役割だと考えています。 無人駅研究に関するQA Q. 無人駅の研究で、地域活性や持続可能性の中で最も魅力を感じる点は何ですか? A. 無人駅は、交通機能に加えて「地域の小さな資源」として活かせる可能性がある点に魅力を感じています。駅舎は小規模ですが、人が立ち寄れる拠点や日常の交流の場として再生すれば、地域に新しい動きや居場所が生まれると感じています。 Q. 駅の中に残った空間(室内)は、どのように活用できるのでしょうか? A. 無人駅の室内は広くはありませんが、その「小ささ」が逆にちょうどよい居場所になることがあります。たとえば、待合スペースを活用してカフェや本棚、イベントの掲示板などを設置し、地域の人が自然と立ち寄れる場にすることが可能です。なお、活用方法は地域ごとに異なりますが、地域の人が関われる「仮設的な場づくり」や「日常的な用途への転用」が鍵になります。具体的な事例は下記ページでも紹介していますので、ぜひご覧ください。 持続可能な鉄道駅のあり方に関する研究 Q. 駅舎のない無人駅は調査対象に入っているのですか? A. 現在は、駅舎が残っている無人駅に絞って調査を行っています。建物があることで空間的な活用が可能となり、地域との関わり方を具体的に提案しやすいためです。 Q. 無人駅は利用者が減るからこそ無人になるのでは? そのような場所で改修の計画は考えられているのですか? A. はい、考えられています。たとえ利用者が少なくても、駅が地域にとって意味のある場所であることは変わりません。むしろ、少人数だからこそ丁寧に活かせる使い方があり、その価値を掘り起こすことが各地での実践の出発点になっています。 フィールドワークに関するQA Q. フィールドワークはなぜ必要なのでしょうか? A. フィールドワークは、図面やデータでは見えない“人の営み”や“空間の使われ方”を、自分の目と身体で感じ取る貴重な機会です。空間を見る目、地域と関わる姿勢、現場での対話力を育てるために欠かせない学びだと考えています。 Q. 街並みや地域を調査することで、どんなメリットがありますか? A. 図面や地図ではわからない、その土地ならではの歴史や文化、暮らしの工夫を肌で感じられます。また、人の流れや滞留の仕方など、空間と人との関係性を実感として理解できるのも大きなメリットです。 Q. 調査に行くときは、何を重点的に見るのですか? A. 調査対象によって異なりますが、インタビュー調査や実測調査は基本です。人の動きや物の配置、看板や余白の使われ方など、観察を通して「その場所らしさ」を読み取ることを大切にしています。 Q. なぜ設計演習では、フィールドワークがあまり行われないのでしょうか? A. 設計の授業では時間やカリキュラムの都合で現場調査に多くの時間を割けないという現実もあります。ただ、設計とフィールドワークは本来つながっているべきで、現場を知ることが空間を構想する力につながると考えています。 資格・キャリアに関するQA Q. 都市計画やまちづくりに関わる仕事をするうえで取っておいた方がいい資格はありますか? A. 特定の資格が必須というわけではありませんが、将来の選択肢を広げる意味で「技術士」「宅建士」「建築士」などを視野に入れておくと良いと思います。自分がどの領域でまちと関わっていきたいかによって、必要な知識や資格は変わってきます。 Q. 企画マネジメント専攻でも建築士になれるのですか? A. なれます。設計に加え、建築の背景や使われ方を含めて考えたい人には、企画系の視点はむしろ強みになると思います。 Q. 公務員としてまちづくりの仕事に就きたいと考えています。何をしておくべきですか? A. 地域の現場に出て、さまざまな立場の人と関わる経験を積むことが一番の学びになります。浦井ゼミではフィールドワークを通じて、現場でしか見えないまちの課題や可能性に 触れることを大切にしています。そうした経験は、公務員として地域と向き合う際にも大いに活きるはずです。 学生生活に関するQA Q. 大学生のうちにやっておいた方がいいことは何ですか? A. 語学力、特に英語は早いうちから意識して継続的に学んでおくことをおすすめします。加えて、自分の関心を持つ分野以外にも目を向け、海外や他分野の刺激を受けながら、視野を広げていくことが大切です。 Q. 浦井先生が学生時代に大切にしていたことは何ですか? A. とにかく貪欲に「場に足を運ぶこと」です。建築家のレクチャーに参加したり、建築を見に出かけたり、リノベーションのワークショップに足を運んだりと、身体を使って学ぶことを重視していました。現場で得た感覚や人との出会いが、後の研究や実践に深くつながっています。 Q. 学生時代、企画マネジメント専攻を選ばれた理由は? A. 建築の「形」だけでなく、「何を、なぜ、どうつくるか」といった前段階の問いに興味がありました。また、設計した後の運用や活かし方にも関心があったため、建築全体を広く捉えられる企画マネジメントの道を選びました。 Q. 近畿大学時代に苦労したことはありますか? A. 自宅から大学まで片道2時間かけて通学していたのですが、その時間をどう活用するかが一つの課題でした。読書やスケッチをしたりして、自分の力を伸ばす時間に変える工夫をしていました。 Q. 浦井ゼミでは、どんな研究の進め方をしているのですか? A. 設計でも論文でも可能ですが、多くの学生は現地調査を通して人の暮らしや空間の使われ方を見つめ、それをもとに研究や提案を進めています。フィールドでの観察や気づきを出発点にすることで、現実に根ざした研究/設計の問い が生まれやすくなります。 Q. ゼミの活動は誰でも参加できますか?(高野山のプロジェクトなど) A. 基本的にはゼミ生を対象としていますが、公開されているイベントや成果発表の場もあります。興味のある方は遠慮なく声をかけてください。 Q. もともと考えていた意図をうまく伝えるにはどうすればいいですか? A. ビジュアル資料や事例を活用することが有効です。相手の立場に合わせた伝え方を意識することで、言葉だけでは伝えきれない空間のイメージや価値を共有しやすくなります。

  • Kindai Univ. Architectural Planning Lab.[浦井亮太郎] | 建築計画・都市デザイン

    近畿大学建築学部建築学科、建築計画研究室の公式ホームページです。研究室の取り組みや、教員(浦井亮太郎)の研究活動を紹介しています。建築計画や、建築企画マネジメント、都市デザインに関心のある学生さんたちと一緒に様々な研究活動に取り組んでいます。 地域に必要な「場」を 地域とともに構想し、かたちにする PURPOSE PROFILE 施設・まちの フィールドワーク 特定の施設や地域を対象に、現状の実態を詳細に調査・分析し、地域特有の課題やニーズを明らかにします。この過程で、現状の把握に基づいた具体的な解決策や計画案を検討し、課題解決に向けた地域密着型の建築計画や都市計画を提案します。 持続可能な鉄道駅のあり方 に関する研究 無人駅の利活用に焦点を当て、JR西日本コンサルタンツとの共同研究を通じて、多様な事例の調査・分析を行っています。この研究では、駅が地域社会に果たす新たな役割やポテンシャルを明らかにし、活用方法や運営スキームのモデルを構築することを目指しています。また、これらの調査結果を基に、新たな視点から持続可能な駅運営の仕組みを提案します。 まちづくり教育に関する アクションリサーチ 地域住民と協働で場をつくるプレイスメイキング型ワークショップを中心に、様々なタイプのまちづくり教育を実践しています。研究の焦点は、ワークショップを通じて地域住民の主体性を高め、外部からの人的資源を活用することで、地域社会にもたらされる社会的・経済的効果を検証することにあります。また、これらの実践を通じて、人口減少が進む地域においても応用可能な持続可能なコミュニティ形成の具体的手法を明らかにし、まちづくり教育の新しいモデルを構築することを目指しています。 Works PROJECTS Research on Sustainable Railway Stations Research on Community design Research on Cultural Landscapes PLACEMAKING AT KOKAWA Research on School Facility Planning Placemaking at Ishikiri Shopping Street Placemaking at Hommachi-bashi PLACEMAKING AT SENRI NEWTOWN PLACEMAKING AT MIWA STATION koyasan STUDIO Seminar 2026 SEMINAR 2025 SEMINAR 2024 AAVS Taiwan 2024-2025 Talk session on Home Life Diaries in Japan SUMMER SCHOOL IN KUMANO 2024-2025 international exchange doctoral dissertation KOYASAN CONFERENCE koyasan traditional crafts center TOWN DEVELOPMENT LEARNING IN KOYASAN 2023 TOWN DEVELOPMENT LEARNING IN KOYASAN 2022 TOWN DEVELOPMENT LEARNING IN KOYASAN 2021 TOWN DEVELOPMENT LEARNING IN KOYASAN 2020 KOYASAN FUTURE Profile PROFILE Ryotaro Urai Ryotaro Urai Biography Department of Advanced Interdisciplinary Studies, Graduate School of Engineering, The University of Tokyo 3rd year doctoral student + Second-class architect + Learning Instructor, Koya Town Board of Education, Wakayama Prefecture + Advanced Education Outreach Lab (AEO), RCAST, The University of Tokyo student affiliate 2019 Graduated from Faculty of Architecture, Kinki University 2021 Completed Graduate School of Human Environment, Kyushu University Philosophy In Japan, there is a technique called kintsugi, in which broken or chipped vessels are repaired with lacquer and gold or silver overcoating. Kintsugi is not just about repairing pottery. People find beauty in accidental cracks and chips. It can be said that it is an art unique to Japan born from the spirit of valuing things. This is a repair technique that originated in the Muromachi period, but the concept of Kintsugi is also found in the basic culture of Japan. This is because when immigrants with Yayoi culture moved to areas where Jomon people used to hunt, they did not wipe out the Jomon culture, but absorbed the local culture and sublimated it into a hybrid culture. is. The Japanese have always created new things while transforming and incorporating the heritage of the past into themselves. I want to cherish this Japanese culture of "inheriting". About me About me My favorite places Click here On Facebook Click here My favorite places Click here Philosophy More about Contact

  • MY FAVORITE PLACES | Kindai Univ. Architectural Planning Lab. | RYOTARO URAI

    近畿大学建築学部建築学科、建築計画研究室の公式ホームページです。研究室の取り組みや、教員(浦井亮太郎)の研究活動を紹介しています。建築計画や、建築企画マネジメント、都市デザインに関心のある学生さんたちと一緒に様々な研究活動に取り組んでいます。【Ryotaro Urai | 浦井亮太郎 | 建築・まちづくり】 project.4 FOODHALL koya

  • Research on community design | Kindai Univ. Architectural Planning Lab. | RYOTARO URAI

    Research on community design【Ryotaro Urai | 浦井亮太郎 | 建築・まちづくり】 project.4 FOODHALL koya Previous Next Food hall "eka" that conveys the charm of Koya's traditional crafts Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. LINK: 2025年度 活動報告・交流会「新しいコモンズを創造する作戦会議 vol.1」 Previous Next

  • Placemaking at Kokawa | Kindai Univ. Architectural Planning Lab. | RYOTARO URAI

    Placemaking at Kokawa【Ryotaro Urai | 浦井亮太郎 | 建築・まちづくり】 project.4 FOODHALL koya Previous Next Food hall "eka" that conveys the charm of Koya's traditional crafts Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. Previous Next

  • Placemaking at Miwa Station | Kindai Univ. Architectural Planning Lab. | RYOTARO URAI

    Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. Therefore, we will use a part of the Koyasan University building, which is biased toward single-function services and is a space separated from the townscape, to create a space where craftsmen who are involved in the inheritance of traditional crafts, food, and forestry will be responsible for the future of the region. We propose the creation of a platform that connects children and contributes to the development of successors to traditional industries. Specifically, the goal is to set up a “manufacturing studio” where children and craftsmen can foster their creativity together, and to create a foundation for new businesses and indigenous entrepreneurs centered on them. 駅舎内スペースの利活用 無人駅舎に併設され長年使われていなかった臨時券売室を期間限定でカフェや案内所として改装開放する取組み。例えば第1回(Vol.1)では地元の焙煎所が1日限定のコーヒースタンドを駅舎内に出店し、乗降客に香り高いコーヒーを提供した。レトロな木造駅舎にカウンターや鉄道ピクトグラムのサインをしつらえることで洒落た喫茶空間へと変貌させており、利用者からは「駅に常設の店ができれば新たな出会いの場になりそうだ」との声も聞かれ、恒常的な活用の可能性を示唆した。 駅前広場でのマルシェやステージ 駅前ロータリーにテントや机を並べ、地元農産物の直売コーナー「三輪野菜 新鮮市場」やご当地グルメ屋台が出店するミニマルシェを開催。例えば三輪産ジャガイモを使ったスパイスカレーや三輪そうめん、地ビール「三輪惠美酒(みわえびす)」など地域色豊かな飲食が提供され、来場者は青空の下で食を楽しんだ。特設ステージでは和太鼓や二胡の生演奏など伝統芸能・音楽ライブが披露され、駅前に響く音色に誘われて足を止める観光客の姿も見られた。 参加型アクティビティ 家族連れで楽しめる交流企画も充実している。子ども向けには駄菓子のくじ引き「千本つり」や水に浮かべたミニトマトを掬う「トマトすくい」等ユニークな遊びが提供され、駅前には笑顔ではしゃぐ子どもたちの姿があふれた。鉄道ファン向けにはアンケート回答者に配布する「記念乗車券風カード」に自ら復刻版の三輪駅スタンプを押せるコーナーや、特急列車のヘッドマークを模した景品が当たるダーツゲームも用意され、老若男女が遊び心とともに交流できる工夫が凝らされている。 詳しくは、三輪まちづくり法人 株式会社リアライズHP(https://miwa-realize.world/ )にて。 プレイスメイキングの実践内容 上記の縁結び広場のうち、2025年10月のイベントにて研究室が開発したモジュール什器〈クミカグ〉を投入し、新たな「駅前本マルシェ」を展開した。木材と鉄管を組み合わせた可変型の構造体であるクミカグを駅前広場に設置し、地域の書店・古書店6店舗が並ぶ屋台ブースとして機能させた。普段は閑散とした駅前に、多様なジャンルの本が並ぶ即席の本屋街が出現し、列車待ちの乗客やイベント来場者が思い思いに立ち寄って本を手に取る姿が見られた。書店主らも互いに協力し合いながら個性ある店構えを演出し、駅前空間が知的な交流や発見の場としてにわかに活性化した。クミカグは緩やかな傾斜のある駅前広場でも安定して配置できた。撤収時にはユニットを分解してコンパクトに収納できるため、常設施設を持たずとも定期開催に支障がない点も利点である。 プレイスメイキングの効果/考察 三輪駅の事例からは、地域資源と仮設デザインを組み合わせることで無人駅が新たなコミュニティ拠点となりうる可能性が示された。参加者へのヒアリングでは、「駅に本屋さんが出現して驚いた」「本を通じて初めて話す人とも会話が生まれた」といった声が寄せられ、テーマ性のある仮設空間が人と人をつなぐきっかけとなったことが窺える。従来、地方の小駅ではイベント開催のハードルが高く継続性も課題とされるが、クミカグの容易な設営・撤去性と柔軟な利用形態により、イベント開催のハードルを下げているとも言える。 4つの異なる地域で実施したプレイスメイキングの総合考察 4つの事例を通じて、可変型仮設什器「クミカグ」を活用したプレイスメイキングの有効性が多角的に示された。 まず共通して確認できるのは、クミカグが「場に余白を生む」デザインとして機能した点である。固定的なストリートファニチャーでは得難い配置自由度により、現地の状況やイベント内容に応じて空間構成を柔軟に変えられるため、利用者自らが場を再解釈・再発見する機会を提供した。石切参道商店街や千里ニュータウンの事例では、従来なかった滞留空間が仮設的に創出され、人々が「居場所」と感じる場となった。本町橋や三輪駅の事例では、異なる活動の境界を越境・融合させるプラットフォームとなり、新たな交流やコミュニティ活動を誘発した。これはプレイスメイキングの核心である「人々が集まり関係性を築く場づくり」において、物理的な装置が果たせる積極的役割を示すものである。 一方で各事例から得られた教訓として、デザインの自由度と明確さのバランスが挙げられる。石切で指摘されたように、自由に使える反面「使い方が不明瞭だと利用しづらい」場合がある。今後、モジュール自体に機能のヒントとなる形態を持たせること(例えば書架一体型の板モジュールなど)や、利用者が直感的に参加できるガイダンスのデザインが求められるだろう。 さらに耐久性や安全性の検証も重要である。今回使用した鋼製パイプと合板による構造は、短期の社会実験では十分な強度を示したが、長期運用時の劣化や風雨への耐性など課題も見えてきた。特に屋外利用では固定方法や転倒防止対策が不可欠であり、設置環境に応じた設計マニュアル整備が必要である。 以上の点を踏まえれば、クミカグは引き続き改良と検証を重ねることで、汎用的なプレイスメイキング・ツールとしてさらなる展開が期待できる。現段階では各事例ごとに研究室メンバーが設営・運営支援を行ったが、将来的には地域住民だけで扱えるキット化や、複数地域での同時活用によるネットワーク型コミュニティ形成なども視野に入れている。テンポラリーアーキテクチャーを通じた場づくりは、ハードインフラに大規模投資せずともコミュニティの活性化や公共空間の質向上を図れる手法として、今後ますます重要性を増すだろう。 おわりに 本研究では、仮設什器「クミカグ」を用いた4事例のプレイスメイキング実践を分析し、その効果と課題を考察した。結果として、クミカグは地域の文脈に応じて多様な場を創出し、人々の自主的な参加と交流を促進する有効な媒介となりうることが明らかとなった。石切参道商店街から三輪駅まで各ケースは規模も環境も異なるが、いずれにおいても「柔らかな介入による空間の再生」が達成されていた点は特筆に値する。すなわち、大掛かりな恒久施設を設けるのではなく、可変的な小さな介入によって人々に新たな行動を促し、結果的に公共空間の意味や価値を転換するプロセスである。これは人口減少や資源制約が叫ばれる現代社会において、持続可能で拡張性のあるまちづくりアプローチといえる。 一方で、プレイスメイキングの継続にはハード面の工夫のみならず、ソフト面での住民主体の運営や行政・企業との協働体制など包括的な枠組みづくりが欠かせない。本研究の各事例でも、大学と地域団体・自治体・企業等との産学官協働が基盤となっており、その点がプロジェクトの実現を支えた。今後は、こうした協働の中でクミカグのようなツールを汎用化・体系化し、他地域へ知見を共有していくことが求められる。 project.4 FOODHALL koya Previous Next Food hall "eka" that conveys the charm of Koya's traditional crafts Previous Next

  • Research on cultural landscapes | Kindai Univ. Architectural Planning Lab. | RYOTARO URAI

    Research on cultural landscapes【Ryotaro Urai | 浦井亮太郎 | 建築・まちづくり】 project.4 FOODHALL koya Previous Next Food hall "eka" that conveys the charm of Koya's traditional crafts Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. Previous Next

  • Placemaking at Hommachi-bashi | Kindai Univ. Architectural Planning Lab. | RYOTARO URAI

    project.4 FOODHALL koya Previous Next Food hall "eka" that conveys the charm of Koya's traditional crafts Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. Therefore, we will use a part of the Koyasan University building, which is biased toward single-function services and is a space separated from the townscape, to create a space where craftsmen who are involved in the inheritance of traditional crafts, food, and forestry will be responsible for the future of the region. We propose the creation of a platform that connects children and contributes to the development of successors to traditional industries. Specifically, the goal is to set up a “manufacturing studio” where children and craftsmen can foster their creativity together, and to create a foundation for new businesses and indigenous entrepreneurs centered on them. プレイスメイキングの実践内容 2025年3月~5月にかけて、ホトリヲや周辺エリアで開催された以下の取り組みにクミカグを活用した。 1回目の実践(空きビル活用実験イベント) グランドオープン前の試行的イベント「でも、デモ オープニングイベント」において、クミカグを5ユニット連結し蛇行状に配置した。屋内外に跨るレイアウトとし、座面となる三角形板、スリット入り板、幅広板など用途に応じた4種類の板材を設計・製作した。全パーツは分解・収納が可能で自動車で運搬できるサイズとし、イベント当日に短時間で組立設置を行った。この構成により、書店、展示、飲食、ワークショップといった異なる活動が連続的に並びつつも領域が自然に重なり合い、一体的な空間が生まれた。実際に、展示物を見に来た来場者がそのまま隣のカフェスペースで飲食を楽しむ光景や、書店エリアの本を手に別の席で閲覧するといった行動が見られ、各機能間の垣根が曖昧になった。 2回目の実践(水辺空間での社会実験イベント) 大阪市主催の水辺利活用社会実験「東横堀川リバーテラス2025春」に合わせ、建築計画研究室が書店として出展参加した。「ホトリヲ」内にクミカグを設置し、本とポストカードと植物を販売する簡易キオスクとして機能させた。クミカグは短時間で組立・撤去が可能なため、期間限定イベントにおいても有効に機能した。 LINK: 「東横堀川リバーテラス2025春」水辺の新たな利活用実験を開催します(大阪市) 3回目の実践(日常空間での可変的活用) ホトリヲの実店舗営業開始後も、場の管理者がクミカグを創意工夫して活用した。例えば5月には、革製品店による対面販売ブースとしてクミカグを再構成し、また夜間のバータイムには店内外を緩やかにつなぐスタンディングテーブルとして設置した。このようにイベント内容や時間帯に応じて什器を組み替えることで、空間に常に新しい使い方を生み出している。利用者自身が能動的に場を作り変えるプロセスを促す点で、クミカグは単なる家具ではなく「場を育てるプラットフォーム」として機能していると言える。 プレイスメイキングの効果/考察 東横堀川の事例では、クミカグの可変性が狭小な空間に多機能な場を内包させ、活動間の境界を融解させる効果をもたらした。特にオープニングイベントでは、複数店舗・用途が一続きのレイアウトで互いに誘客し合い、空間全体の一体感と賑わい創出に寄与した。ユーザーからは「区切られていないので自由に回遊できる」「思わぬ出会いがあって面白い」といった反応が得られ、境界を曖昧にした設えが新たな交流を生む可能性が示唆された。 また日常利用においても、経営者自らが什器のレイアウトを変えることで空間演出を行っており、時間帯や季節に応じてフレキシブルに場を調整できる利点が確認できた。これは利用者=場の主が主体的に関われる余地をデザインに組み込む重要性を示している。一方、自由度が高いがゆえに初期設置時には最適配置を模索する手間も見られた。今後、利用目的に応じたモジュール形状の提案パターンや、設営マニュアルの整備によって、より円滑にユーザー主体の場づくりを支援できると考えられる。 Previous Next

  • Research on School Facility Planning | Kindai Univ. Architectural Planning Lab. | RYOTARO URAI

    project.4 FOODHALL koya Previous Next Food hall "eka" that conveys the charm of Koya's traditional crafts Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. Therefore, we will use a part of the Koyasan University building, which is biased toward single-function services and is a space separated from the townscape, to create a space where craftsmen who are involved in the inheritance of traditional crafts, food, and forestry will be responsible for the future of the region. We propose the creation of a platform that connects children and contributes to the development of successors to traditional industries. Specifically, the goal is to set up a “manufacturing studio” where children and craftsmen can foster their creativity together, and to create a foundation for new businesses and indigenous entrepreneurs centered on them. Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. Therefore, we will use a part of the Koyasan University building, which is biased toward single-function services and is a space separated from the townscape, to create a space where craftsmen who are involved in the inheritance of traditional crafts, food, and forestry will be responsible for the future of the region. We propose the creation of a platform that connects children and contributes to the development of successors to traditional industries. Specifically, the goal is to set up a “manufacturing studio” where children and craftsmen can foster their creativity together, and to create a foundation for new businesses and indigenous entrepreneurs centered on them. ■ 教員の適応行動と運用上の課題 社会科教員は狭い教科教室を補うためオープンスペースを積極的に活用し、生徒同士の学び合いを促進していたが、個別フォローが困難という悩みも抱えていた。一方で、数学科教員は集中しやすい環境を確保するため教科教室の扉を常時閉めた授業を行っており、「メディアコーナーをどう活用すれば良いのかよく分からない」と述べた。英語科教員は、教科の専用教室ができたことで、教材の置きっ放しや掲示が容易になり、授業準備の効率が向上したと評価しているが、隣接する音楽室からの音で、生徒の集中が阻害されると課題を抱えていた。 施設運用の面では、小学校との特別教室(理科室・体育館・音楽室など)の共用が時間割調整上の大きな悩みとなっている。 特に、理科や音楽のようにホームベースでの実施が困難な授業においては、調整に多大な労力を要しているという。 校長もまた、設計段階でのワークショップで求められた空間と、現場の「使いやすさ」との間にギャップがあることに問題意識を持っている。 ■ 生徒の適応行動 生徒の行動にも一定の変化が見られた。休み時間の行動観察およびアンケート結果からは、「まんなかライブラリー」が居場所として好まれていることがわかった。特にYogiboに多くの生徒が集まる傾向があり、くつろぎや遊びの場として機能している。ただし、10分間休憩は多くの生徒がホームベースに留まる傾向も見られ、冬季においては寒いため教科教室に閉じこもる様子も見られた。中学生と小学生との交流については、おんぶをして遊ぶといった場面も観察されたが、小学校エリアは可動式什器を使ってテリトリーを区切っているため行き来しづらい状況になっており、交流は限られている。 ■ 考察と今後の展望 教科教室制の導入やオープンスペースの配置は、生徒の自律的な学びや協働的な活動を促進することを意図していたが、現実には「時間割調整の難しさ」「音の干渉」「収納不足」「小中学校の交流の難しさ」などの課題が浮上したことにより、設計者の意図と現場の運用にギャップが生じていることが明らかになった。今後は、設計者・運営者・教員と協力して設計者と利用者のズレを解消していくことが求められる。 Therefore, we will use a part of the Koyasan University building, which is biased toward single-function services and is a space separated from the townscape, to create a space where craftsmen who are involved in the inheritance of traditional crafts, food, and forestry will be responsible for the future of the region. We propose the creation of a platform that connects children and contributes to the development of successors to traditional industries. Specifically, the goal is to set up a “manufacturing studio” where children and craftsmen can foster their creativity together, and to create a foundation for new businesses and indigenous entrepreneurs centered on them. ■ 使われない空間から「自分たちの居場所」へ 新校舎の完成から約1年、一部の家具や空間が十分に活用されていないという課題が浮上しました 。この状況に対し、建物の設計を手がけた安井建築設計事務所が、竣工後も施設に関わり続けるという新しいアプローチを提案。利用者である生徒自身が主体となり、空間をより良く変えていくためのワークショップを建築計画研究室と共同で企画しました。 ワークショップのテーマは「学校に自分たちで考えたスペースをつくってみよう!!」。使われていないモノを、使われていない場所に置き、生徒が自分たちの居場所を作るという内容です 。 この活動の主役は、小学5年生から中学2年生の生徒たちで、自分たちが作った空間を卒業まで使い続ける「当事者」として、プロジェクトへの主体的な関与が期待される学年を選びました。生徒たちは、使われていなかった家具を自由に使い、校内の未利用空間を、読書や交流が生まれる新しい学びの場へと変えていきます。 ■ 生徒が主役のプロセス ワークショップは、生徒がデザインのプロセスを体験的に学べるよう、3つのステップで構成しています。このプロセスを通じて、生徒は単なる空間の「利用者」から、自らの手で環境を創造する「作り手」へと成長することが期待されます。 STEP1 アイデア出し :設計者から建物のコンセプトを聞いた後、チームに分かれて改善したい場所を選び、「どんな場所にしたいか」というコンセプトを話し合います。 STEP2 試作 :考えたアイデアを元に、実際に家具、本などを配置。アイデアを物理的に形にしながら、より良い空間のあり方を試行錯誤します。 STEP3 評価 :各チームの取り組みを振り返り、どのアイデアが最も優れているかを、生徒と教員の投票によって決定します。 ■ 説明会(2025.9.12) 説明会では、設計者から「みんなでつくる学びの杜」という設計理念が紹介され、施設が「開く」「交わる」などといったテーマを軸に計画されたことが説明されました。児童・生徒は、建物の意図や空間構成を理解することで、これから自分たちが関わるプロジェクトの背景を学びました。 ■ 第1回ワークショップ(2025.10.14) 参加者の小学生2名を対象に「好きな場所」「あまり好きでない場所」について意見交換を行い、児童が日常的にどのように学校空間を感じているかを探りました。「にぎやかな学校にしたい」「第階段の黒板にチョークがあれば使いたい」などの声があがり、学校内の観察を通じて普段使われていない場所への関心も高まりました。意見整理の結果、「書くこと」を中心とした空間改善の方向性が見えてきました。ロータリーのコンクリート壁面や地面などに自由に絵やメッセージを描くことで、創造性と学びがつながる場をつくる構想が生まれました。 ■ 第2回ワークショップ:学校に「描く」場所をつくろう (2025.10.27) 前回の議論で関心が高かった「描く」という行為をテーマに、学校内のどこに黒板やホワイトボードなどの「描く場所」があればよいかを児童たちと考えました。 まずは教室での話し合いで、「学校に黒板が全然ない」「オープンスペースにも黒板が欲しい」といった意見を共有しました。その後、実際に校内を巡回しながら設置場所を検討しました。特に大階段にある黒板については、児童から「絶対に使うだろう」という意見がありました。 現地調査の結果、大階段、 オープンスペース、 各教室前の壁面、 音楽室横の空間、 職員室横の壁面などの場所が候補として挙がりました。 これらは、子どもたちの目に留まりやすく、自由なコミュニケーションが生まれやすい場所として選ばれました。 ■ 第3回ワークショップ:先生たちへプレゼンテーション(2025.11.17) これまで児童たちが温めてきたアイデアを、教育長や校長先生をはじめとする先生方に提案するプレゼンテーションを行いました。 児童たちは「書くって楽しい!学校をアートでワクワク空間に」というタイトルで発表を行いました。 具体的な提案内容は、移動式ホワイトボードの活用や、黒板シートを使って校内にアートスペースを作ることです。自分たちの手で学校を「ワクワクする場所」に変えたいという思いを伝えました。 発表を聞いた教育長からは「秘密基地は私も欲しい」と、子どもたちの提案に寄り添う感想をいただきました。 校長先生からは、表現の場を作ることには賛成しつつも、過去にチョークの粉の清掃が課題となって撤去された経緯があるため、運用ルールや清掃方法も一緒に考えていこうというアドバイスをいただきました。 今回のプレゼンを通して、子どもたちの自由な発想を尊重しつつ、実現に向けた具体的な課題(管理・運営面)も明確になりました。次回以降、実際の設置に向けてさらに検討を進めていきます。 Previous Next

  • ResearchonSustainableRailwayStation | Kindai Univ. Architectural Planning Lab. | RYOTARO URAI

    2024年から、ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社との共同研究として「​持続可能な鉄道駅のあり方に関する研究」に取り組んでいます。本研究は、地方都市における無人駅の増加に伴い、駅をまちづくりの一環として活用する新たな方法や価値を明らかにすることを大きな目的としています。【Ryotaro Urai | 浦井亮太郎 | 建築・まちづくり】 project.4 FOODHALL koya Previous Next Food hall "eka" that conveys the charm of Koya's traditional crafts Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社「さこすて®︎」について ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社の「さこすて®」は、駅を交通の場から地域の交流拠点へと再定義し、地域と共に持続可能な駅づくりを推進するプロジェクトです。具体的には、駅を活用したい人や企業と駅を結びつけ、共に持続可能な事業を創出し、調査や研究を通じてノウハウを構築しています。例えば、奈良県桜井市の三輪駅では、地域住民と協力して駅を地域の交流拠点として活性化させる取り組みが進められています。 「さこすて®︎」公式HP 駅活用事例集「さこすてコンセプトブックver.2.1」 ローカル無人駅利活用MAP β版 無人駅活用事例 1. 個人主導型 蓮台寺駅外観 蓮台寺駅改札口 蓮台寺駅待合室 蓮台寺駅外観 1/4 伊豆急行伊豆急行線 蓮台寺駅:カフェ「NEED U」(静岡県下田市) 2022年9月、伊豆急行が地元のオーガニック食品ブランド「NEED U」と協働し、無人駅だった蓮台寺駅の駅務室を改装したカフェスタンド「NEED U 蓮台寺駅店」をオープン。東京からUターンしたオーナーが下田で創業したNEED U社が直営し、自家焙煎コーヒーやジェラートなどの軽飲食、そしてオーガニック調味料や加工食品を販売しています。駅舎の一部を活用した店内は小規模ながら心地よく、通勤通学客や観光客が電車待ちの合間に立ち寄れる憩いの場となりました。地域の新たなモデルケースとして鉄道会社と地元企業が連携し、無人駅に地元発ブランドのカフェを誘致することで駅に賑わいと雇用を生み出しています。 ハンバーガーショップ(三ケ日駅) ハンバーガーショップ(三ケ日駅) ゲストハウス(二俣本町駅) ハンバーガーショップ(三ケ日駅) 1/15 天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 各駅(静岡県) 三セク化した天浜線沿線では、各無人駅舎へのテナント誘致による活性化が進んでいます。ハンバーガーショップ(三ケ日駅)、ベーカリー(都筑駅)、喫茶店(浜名湖佐久米駅)、洋菓子店(西気賀駅)、ラーメン屋(気賀駅)、カフェ(都田駅)、ピッツァ工房(金指駅)、ゲストハウス(二俣本町駅)、蕎麦屋(遠江一宮駅)など多彩なローカル店舗が駅舎内で営業しており、路線全体で地域住民と観光客に親しまれる「駅ナカ商店街」を形成しています。老朽木造駅舎の温もりを生かした空間に個性豊かな店主たちが集い、鉄道利用者はもちろん車で巡る人々も目的地として駅に立ち寄る流れが生まれました。鉄道会社と地元事業者の連携により、鉄道の旅の魅力向上と地域経済の循環が図られた成功事例と言えます。 岳南電車岳南鉄道線 岳南原田駅:めん太郎(静岡県富士市) JR西日本紀勢本線 見老津駅:カフェ「pìccolo grocery store」(和歌山県すさみ町) 昭和初期築の木造駅舎を改装し、2024年11月にカフェ併設のグローサリーストア「pìccolo grocery store」がオープンしました。地域外から移住したご夫婦が駅舎カフェの店主となり、地元食材を使った手作りサンドイッチやバナナブレッドなどを提供しています。利用客1日10人ほどという過疎の無人駅に賑わいを取り戻したいとの思いから、JR西日本とすさみ町観光協会が共同支援し実現したプロジェクトであり、週末を中心に鉄道ファンやカフェ目当ての観光客も訪れるスポットになっています。雄大な太平洋を望むホームを眺めながら過ごせる開放的な空間は、「秘境駅」での非日常体験と地域住民の交流の場を両立する試みとして注目されています。 JR西日本山陰本線 阿川駅:小さなまちのkiosk「Agawa」(山口県下関市) JR九州大村線 千綿駅:花屋「ミドリブ」(長崎県東彼杵町) 大村湾を望む風光明媚な千綿駅では、2022年より小さな花屋「ミドリブ」が駅員室跡にオープンしています。地元出身の3名のメンバーが「緑の部活動」のように楽しく運営する風変わりな花屋で、季節の生花やドライフラワー、リースなどを販売。町内に図書館も本屋もない中、「花と本が人と地域をつなぐ場を」との思いで開店し、地域の文化拠点づくりにも寄与しています。東彼杵町のふるさと納税返礼品にもミドリブの花束が採用されるなど行政の支援も受けつつ、無人駅が花と笑顔にあふれる憩いのスポットへと生まれ変わりました。 南阿蘇鉄道高森線 長陽駅:カフェ「久永屋」(熊本県南阿蘇村) 高原リゾートの玄関口・長陽駅では、駅長を務める久永操さんが2006年に駅舎内に開いたカフェ「久永屋」が地域に定着しています。幼い頃からお菓子作りが大好きだった久永さんは、「多くの人に自慢の味を届けたい」との思いで駅構内にカフェを開業。手作りのシフォンケーキやマフィン、蕎麦・うどん定食までメニューは幅広く、素材も阿蘇産にこだわっています。営業は土日祝のみですが、平日は駅管理業務の傍ら高齢者施設へのケーキ出張販売も行うなど精力的に活動中です。ホームのベンチがテラス席代わりになるユニークなスタイルで、列車を待つ乗客も観光客も名物スイーツを堪能でき、地域住民と鉄道ファンに愛される存在となっています。地域有志と協力して築いたこの駅舎カフェは、震災からの復興を遂げた南阿蘇鉄道における交流拠点の一つとして、これからも「駅の顔」として駅舎に明かりを灯し続けます。 南阿蘇鉄道高森線 南阿蘇水の生まれる里白水高原駅:本屋「ひなた文庫」(熊本県南阿蘇村) 日本一長い駅名を持つこの無人駅には、2015年から週末だけ現れる小さな古本屋「ひなた文庫」があります。図書館も書店も無い地域に本文化を根付かせたいと、景観に魅了されたご夫婦が駅舎を借りて開業した古本屋で、毎週金・土曜の11時~15時30分に営業。木造駅舎の窓越しに広がる雄大な阿蘇の自然を眺めつつ、自由に古書を手に取れる空間は「心の深呼吸ができる場所」として訪れる人に安らぎを与えています。店内はインターネット配信「日南テレビ!」の公開スタジオも兼ねており、イベント時には子ども向け読み聞かせや地元作家のトークショーが開かれることも。鉄道ファンから家族連れまでが集う交流拠点となり、無人駅の新しい可能性を示すものとして全国から注目されています。 JR九州久大本線 田主丸駅:カフェ「KAPATERIA」(福岡県久留米市) JR から譲り受けた古い木造駅舎をリニューアルし、久留米市が「田主丸ふるさと会館」として管理運営しています。館内の駅舎カフェ「KAPATERIA(カパテリア)」では、地元の人気飲食店が協力して開発したホットドッグセットやスパイスカレー、季節のスイーツなどを提供し、食材も可能な限り田主丸産を使用しています。カフェは夜21時まで営業しており、地元ワイナリーや酒蔵の銘酒も楽しめる憩いの場です。また2階席は学生向けの学習スペースとして無料開放されており、冷暖房完備の快適な環境で勉強やテレワークが可能です。地域住民の意見を反映して整備されたコミュニティカフェは、鉄道利用者だけでなく地域の子育て世代や学生にも優しい設計となっており、無人駅舎の有効活用と地域サービス向上を両立させた好例となっています。 JR日豊本線 財部駅:定食屋「桂庵」(鹿児島県曽於市) 宮崎県境に近い財部駅には、開業から約30年にわたり駅舎で営業を続ける定食処「桂庵」があります。地元出身の親子が営む食堂で、名物は山盛りの唐揚げや天ぷらが付いたボリューム満点の定食類。その量の多さはテレビ番組でも紹介され、県内外から大食い自慢が訪れるほどです。JR九州から駅舎の一部を借り受けて営業しており、駅舎改札に併設された店内は常連客や列車待ちの旅人で賑わいます。リーズナブルな価格も手伝って地域住民に愛され、結果として無人駅だった財部駅に人の流れを生み出す役割も果たしています。 蓮台寺駅外観 蓮台寺駅改札口 蓮台寺駅待合室 蓮台寺駅外観 1/4 2. 地域団体主導型 JR東日本常磐線 小高駅:醸造所とマーケット「haccoba」(福島県南相馬市) 2020年の無人化後、旧駅事務室と宿直室を地元クラフト酒蔵「haccoba -Craft Sake Brewery-」がリノベーションし、2024年2月にショップ兼醸造所「haccoba 小高駅舎醸造所&PUBLIC MARKET」が誕生。醸造所ではクラフト日本酒やノンアル飲料の仕込みを行い、ショップでは酒類や県内外のセレクト食品を販売しています。待合スペースを兼ねた店内は自由に過ごせる交流空間となっており、通学中の高校生を見守りつつ地域住民や鉄道利用者が気軽に立ち寄れる場として機能しています。 JR東日本只見線 七日町駅:会津17市町村のアンテナショップ「駅カフェ」(福島県会津若松市) 2002年に駅舎を改装して生まれ変わった「駅カフェ」は、会津17市町村のアンテナショップ兼カフェです。NPO法人会津地域連携センターが運営主体となり、100年前の木造駅舎を活かしたレトロな空間に、コーヒーやフルーツジュースが楽しめる喫茶コーナーと特産品売場、観光インフォメーションが併設されています。扱う商品は全て会津地域産で、電車待ちの乗客から地元住民まで誰もが立ち寄り情報交換できる憩いの場として親しまれ、地域連携の拠点ともなっています。 JR東日本上越線 後閑駅:駅ナカ学習室「みんなの放課後ターミナル」(群馬県みなかみ町) 無人駅舎の一角を改装して2021年に開設された「後閑駅ナカ学習室~みんなの放課後ターミナル~」は、町内の高校生が無料で利用できる自習スペースです。みなかみ町と地域おこし協力隊が協働で運営し、放課後の生徒たちが電車や迎えの待ち時間に集中して勉強できるよう、自習ブースや参考書コーナー、Wi-Fi完備の設備が整えられています。常駐スタッフが進路相談に乗ったり、地域の大人と交流するイベントも開催され、駅が地域ぐるみで若者を育む「放課後の居場所」となっています。地域の子ども110番の家にも登録されるなど、安全・安心なコミュニティ拠点としての役割も果たしています。 JR九州長崎本線 肥前浜駅:日本酒バー「HAMA BAR」(佐賀県鹿島市) 2021年1月、日本初となる駅ホーム直結の日本酒バー「HAMA BAR」が肥前浜駅舎内にオープンしました。江戸期からの酒蔵群で知られる鹿島・浜町の有志が企画・運営し、改札横の窓越しに列車を眺めながら地元の銘酒飲み比べが楽しめるユニークな空間です。昼は観光列車の乗客が降り立って利き酒セットを堪能し、夜の部(金~日曜)には地元の常連客が集う交流の場にもなっています。駅舎は大正ロマン漂うレトロな造りで、観光シーズンにはライトアップイベントも開催。廃止危機にあった駅が地域資源を活かした日本酒バーによって再生し、鉄道+酒蔵ツーリズムの拠点として全国の酒好き・鉄道ファンを惹きつける存在となりました。 3. 行政主導型 JR東日本只見線 会津柳津駅:情報発信交流施設「あいべこ」+張り子工房「Hitarito」 昭和初期築の木造駅舎を柳津町が改修し、2024年に情報発信交流施設「あいべこ」として再生。古い構造材を活かしてレトロな趣を残しつつ温かみのある空間へとリニューアルされ、駅舎内には赤べこ張り子工房「Hitarito」と観光案内所・売店が併設されています。地元職人と観光協会が運営する工房では赤べこの絵付け体験も可能で、地域伝統工芸と観光サービスが融合した交流拠点となっています。 山形鉄道フラワー長井線 長井駅:駅舎と市役所を合築(山形県長井市) 「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」の理念のもと、老朽化した駅舎と市役所を一体化した全国初の駅併設庁舎が2021年に完成しました。延長約170mに及ぶ新庁舎は長井市が建設・運営し、1階に公共交通の結節点となる駅機能と市民交流施設を備えています。木の温もりある空間デザインで市民が集いやすく、公共施設や商業エリアともネットワーク化された造りとなっており、鉄道駅が行政サービスと地域交流を支えるハブとして持続可能なまちづくりに貢献しています。 JR四国予讃線 卯之町駅:駅改築+公共施設「西予市 卯之町駅前複合施設 ゆるりあん」新築(愛媛県西予市) 2021年、卯之町駅は駅舎を全面改築し、市役所支所や観光交流機能を備えた「卯之町駅前複合施設 ゆるりあん」として生まれ変わりました。民間資金を活用したPFI手法で整備された新駅舎は、自由通路や郵便局、飲食店、多目的ホール等も併設する木造平屋建てで、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された卯之町の町並みに調和するデザインとなっています。地元産の木材を随所に用い、待合ロビーは誰でも立ち寄れるフリースペースとして開放され、地域の「まちの居間」として機能しています。JR四国と西予市、地域住民が協働して進めた本プロジェクトは、駅そのものを生活サービスと観光の結節点に位置付け、「駅を中心とした徒歩圏で新たな体験ができる街づくり」を目指す試みです。 JR西日本山陰本線 三見駅:移住体験施設「 # さんちゃんち」(山口県萩市) 大正時代築の木造駅舎を萩市が改修し、2023年3月にお試し暮らし住宅「#さんちゃんち」としてオープンしました。駅舎内にキッチン・バス付きの滞在スペースを整備し、移住希望者やテレワーカーが最長1週間ほど宿泊できるようになっています。地元の移住支援員や地域住民と交流しながら田舎暮らしを体験できる施設で、利用予約開始以来、多くの希望者が訪れています。地域おこし協力隊の発案と市の支援で実現したこの「駅舎リノベ宿泊所」は、普段は無人の駅に人の賑わいと灯りを取り戻し、地方鉄道の駅を地域定住促進に役立てる先駆的事例となっています。 JR九州日南線 日南駅:「日南駅コミュニティスペース」(宮崎県日南市) 2020年3月、日南駅は駅舎リニューアルに合わせて市民が自由に利用できるコミュニティスペース「日南スペース」を開設しました。外観・内装には地元特産の飫肥杉をふんだんに使用し、冷暖房完備の広々とした空間にはカウンター席やテーブル席を配置、学生が待ち時間に勉強できる学習コーナーや、小さな子ども連れに配慮した小上がりの和室エリアも設けられています。企画段階から地域住民や高校生とのワークショップを重ね、ニーズを反映した設計となっており、無印良品など民間企業も家具提供などで協力しました。誰でも立ち寄れる開放的なリビングのような駅舎は「待つための駅」から「行きたくなる駅」へと駅の価値観を転換し、まちの中心拠点として賑わい創出に成功しています。 4. 民間企業主導型 JR西日本紀勢本線 湯浅駅:飲食&物販店「湯浅米醤」+公共施設「湯浅えき蔵」(和歌山県湯浅町) 駅舎の老朽化に伴い、2019年にJR湯浅駅の機能を隣接地の新施設「湯浅えき蔵」へ移転し、100年近い歴史を持つ旧駅舎は町が保存・改修して2023年5月に観光交流施設として復活オープンしました。旧駅舎内には地元醤油文化を発信する飲食物販店「湯浅米醤」が入り、薪かまどで炊いたご飯のおむすび定食や醤油を使った団子・甘味など多彩な郷土グルメを提供しています。駅舎にはレトロな窓枠や照明、ベンチがしつらえられ、大正期創建時の趣きを色濃く残す空間で食事や休憩が楽しめます。また新駅舎「えき蔵」には図書館や会議室等の公共機能が備わり、交通結節点と公共サービスが一体となったコンパクトなまちの拠点づくりが実現しました。 JR西日本姫新線 太市駅:関西陸運新社屋/ レストラン「ポラリス」(兵庫県姫路市) 木造駅舎の跡地を、地元の運送会社「関西陸運」が取得し、2021年に新本社屋を建設しました。これはJR西日本が駅敷地を民間に売却して再生を図った先駆的な事例です。建物の1階にはカフェ&レストラン「ポラリス」が入居し、地元産品を用いたメニューを提供。駅利用者が自由に使えるトイレも整備されるなど、民間施設でありながら実質的な駅舎機能を補完しています。 JR九州日豊本線 霧島神宮駅:駅とその周辺地域のリニューアルプロジェクト「光来」(鹿児島県霧島市) 霧島神宮駅のリニューアルプロジェクト「光来」は、鹿児島県を拠点とする建築デザイン会社IFOO(JR九州「DREAM STATION にぎわいパートナー」認定)が主体となって推進する、駅と周辺地域の賑わい創出を目指した民間主導の取組みです。駅舎は建築家・川口琢磨の設計により鹿児島県産杉材をほぼ100%使用した空間へと生まれ変わり、高さ4mの御神木を模した巨大木柱「御神柱」を中心に格子状の木架構が広がる荘厳な内装が特徴で、国宝・霧島神宮の玄関口にふさわしい風格を備えています。また、駅構内には地元の食文化や手仕事に親しめるガレット店や物販・ワークショップスペースが併設され、隣接する歴史的石蔵も飲食店やギャラリーに改装されるなど、地域資源の活用と交流促進が図られています。こうした地域と連携した駅づくりを通じ、霧島神宮駅は単なる経由地から地域の日常と観光を結ぶ交流拠点へと生まれ変わりつつあります。 JR九州長崎本線 長与駅:カフェ・ショップ「GOOOOOOOD STATION」(長崎県長与町) 2023年9月、無人駅化された長与駅構内にカフェ&ショップ「GOOOOOOOD STATION」がオープンしました。運営は社会福祉法人ながよ光彩会で、年齢や障がい・国籍を問わず誰もが過ごせるインクルーシブな場づくりをコンセプトとしています。スタッフは駅係員を兼ねており、切符回収や清掃、車椅子利用者の乗降サポートなどJRから委託された業務も担いながら、香り高い自家焙煎コーヒーの提供や雑貨販売、地域情報発信を行っています。電車を待つ人もコーヒー好きもふらっと立ち寄れる居心地の良い空間で、無人駅特有の「困りごと」を解決するとともに、福祉と地域交流の拠点として駅が再定義された好例です。 5. 鉄道会社主導型 JR東日本青梅線 鳩ノ巣駅:分散型ホテルのフロント「沿線まるごとラボ」(東京都奥多摩町) 奥多摩の無人駅・鳩ノ巣駅は、沿線集落全体を一つのホテルに見立てる取組み「沿線まるごとホテル」のフロントとして活用されています。2022年、駅舎を改修して中に「沿線まるごとラボ」が開設され、暖簾をくぐるとそこがホテルのロビーという趣向です。地域の受入スタッフが出迎えし、チェックイン手続きを行った後、周辺の古民家客室へ案内される仕組みで、駅舎が分散型ホテルの玄関口となりました。JR東日本と地域創生企業が共同で進めるこのプロジェクトは、空き家活用と観光振興を両立し、鉄道を核とした新しい旅の形を地域と共創しています。 JR九州鹿児島本線 荒尾駅:カフェ、お土産ショップ「あらおリビング」(熊本県荒尾市) 2024年11月、JR荒尾駅の旧事務室をリノベーションした無料コミュニティスペース「あらおリビング」がオープンしました。JR九州と地元住民が共同で取り組む駅活性化事業で、壁面を塗り替え、荒尾特産の梨の廃材から作った円形ベンチを設置するなど、手作り感あふれる約40㎡の空間に生まれ変わっています。朝7時半から夜8時まで誰でも利用でき、待合室としてはもちろん、セルフで淹れられるコーヒーの提供や地域情報コーナーも備えています。かつて閑散としていた無人駅が、人々が集い交流する「まちのリビング」となり、鉄道利用者へのサービス向上と地域の憩い場創出を両立させています。 JR九州久大本線 筑後吉井駅:カフェ「ZelkovaCoffeeえき」(福岡県うきは市) 白壁の伝建地区に近い筑後吉井駅は、1928年開業の趣ある木造駅舎です。その旧事務室スペースに地元の自家焙煎珈琲店が出店し、2024年11月にカフェ「Zelkova Coffee えき」がオープンしました。人気店「Zelkova Coffee」を営む田中さんがJR九州の呼びかけに応じて開いた2号店で、「駅(えき)」という言葉に“液・易・益”など多様な意味を重ね、「コーヒーを通じてローカルから世界へ益をもたらしたい」との想いが込められています。無人駅だった空間がコーヒーの良い香りに満たされ、人々が気軽に立ち寄れる場所へと生まれ変わったことで、日常にちょっとした幸せと地域への誇りをもたらす存在となっています。 JR九州久大本線 南久留米駅:レンタルキッチン「Share Kitchen Minamikurume」(福岡県久留米市) 乗降客の少ない無人駅・南久留米駅で、駅事務室(約10坪)のシェアキッチン「Share Kitchen Minamikurume」プロジェクトが2024年12月に始動しました。JR九州の駅活性化チームが発案し、曜日ごとに異なる人気飲食店が交替で出店する方式を採用。初期投資や集客の不安をシェアリングで解消する狙いで、フレンチレストランやカフェなど行列必至の有名店が敢えてこの小さな無人駅に参画し、日替わりで多彩なグルメを提供しています。久留米大学の学生チームも企画段階から関わり、駅でのイベント運営や装飾(竹灯籠の設置など)を協力。96年前の開業日と同じ日に産声を上げた南久留米駅のシェアキッチンは、学生・事業者・鉄道会社が三位一体となって無人駅に新たな賑わいと交流を創出する先進事例です。 6. イベントなど 大井川鐵道 大井川本線 各駅:芸術祭「UNMANNED無人駅の芸術祭/大井川」(静岡県島田市・川根本町) 大井川流域では「UNMANNED 無人駅の芸術祭/大井川」と題した現代アートの試みが行われています。2018年の初開催以来、特定非営利活動法人クロスメディアしまだが主体となり、無人駅や使われなくなった駅施設を舞台にアーティストが地域資源や人々の魅力を表現する芸術祭を継続開催。過疎化が進む土地の象徴としての「無人駅」に着目し、アートを手法に地域再生を図る取り組みで、年々来訪者を増やしています。2024年には流域全体を巻き込むプロジェクトへ発展し、無人駅という日常空間が地域内外の人々をつなぐ創造的な場へと生まれ変わっています。鉄道遺産の保存と活用を両立させたこの芸術祭は、地域住民にも誇りをもたらし、地方鉄道の新たな価値創出モデルとして注目されています。 JR西日本紀勢本線 紀伊宮原駅・箕島駅・初島駅:「きのくに線駅マルシェ」(和歌山県有田市) 有田市と商工会議所が主催する「きのくに線駅マルシェ」は、これら3駅を舞台に沿線を巡って楽しむ移動型マルシェイベントです。2023年から毎年5月に開催され、各駅に地元飲食店や雑貨店など30~40店舗が集結し、フードホール(初島駅)、駅前バル(箕島駅)、カフェ&雑貨市(紀伊宮原駅)と駅ごとに趣向を凝らしたエリアが設けられます。参加者は列車に乗って駅間を移動しながら買い物やグルメを満喫でき、電車に乗ること自体がイベントの一部になっています。普段は閑散としがちな駅前が家族連れや観光客で賑わい、鉄道利用促進と地域商業の活性化に寄与する取り組みとして好評です。 高千穂あまてらす鉄道:廃線施設を活用した「グランド・スーパーカート」(宮崎県高千穂町) 2008年廃線となった高千穂鉄道の鉄路を活用し、NPOから発展した第三セクター高千穂あまてらす鉄道が観光アトラクション運営に挑戦しています。2017年より全長5.1kmの保存区間で運行開始した定員60名の「グランド・スーパーカート」は、鉄橋日本一の高さ105mを誇る高千穂橋梁上からの絶景スリルが人気を博し、今や年間乗車11万人超えの大ヒットコンテンツに成長しました。エンジン音を響かせながら渓谷上を疾走する特殊カート体験は国内外のメディアでも話題となり、地域経済への波及効果も大きいです。廃線遺構の新たな活用法として「乗りたい鉄道ランキング」の上位常連となるなど、高千穂の神話と絶景を融合させた地方創生モデルケースとして世界から注目されています。 無人駅名 所在地 鉄道会社 無人化年 路線名 活用年 活用用途 活用主体 天塩弥生 北海道名寄市 JR北海道 1995 深名線 2016 宿「旅人宿」 個人 比布 北海道比布町 JR北海道 1984 宗谷本線 2016 カフェ「ピピカフェ」 個人 豊富 北海道豊富町 JR北海道 1984 宗谷本線 1990 喫茶店「きっさすてーしょん」 個人 川湯温泉 北海道弟子屈町 JR北海道 1995 釧網本線 1987 レストラン「オーチャードグラス」 個人 北浜 北海道網走市 JR北海道 1984 釧網本線 1986 喫茶店「停車場」 個人 止別 北海道小清水町 JR北海道 1984 釧網本線 1987 喫茶店「ラーメンきっさえきばしゃ」 個人 塘路 北海道標茶町 JR北海道 1992 釧網本線 1991 喫茶店「ノロッコ&8001」 個人 芦野公園 青森県五所川原市 津軽鉄道 ー 津軽鉄道線 2007 赤い屋根の喫茶店「駅舎」 地域団体 津軽中里 青森県中泊町 津軽鉄道 2005 津軽鉄道線 2020 レストラン「駅ナカチャンコ食堂」 行政 陸奥湊 青森県八戸市 JR東日本 2021 八戸線 2022 酒場「駅ナカ酒場62371◎」 民間 上米内 岩手県盛岡市 JR東日本 2018 山田線 2020 カフェ/工房「上米内工房」 地域団体 普代 岩手県普代村 三陸鉄道 1975 リアス線 2017 カフェ「ピーターズカフェ」 地域団体 長井 山形県長井市 山形鉄道 フラワー長井線 2021 自治体庁舎一体化 行政 七日町 福島県会津若松市 JR東日本 只見線 2002 カフェ「駅カフェ」 地域団体 会津柳津 福島県柳津町 JR東日本 只見線 2024 情報発信交流施設「あいべこ」 行政 小高 福島県南相馬市 JR東日本 2020 常磐線 2020 醸造所「haccoba 小高駅舎醸造所&PUBLIC MARKET」 地域団体 後閑 群馬県みなかみ町 JR東日本 2018 上越線 2016 自習室「後閑駅ナカ学習室」 地域団体 土合 群馬県みなかみ町 JR東日本 1985 上越線 2020 グランピング施設「DOAI VILLAGE」/ 喫茶「mogura」 民間 鳩ノ巣 東京都奥多摩町 JR東日本 青梅線 2022 沿線丸ごとラボ 民間 江見 千葉県鴨川市 JR東日本 1991 内房線 2021 農産物集荷場「JRE農業ステーション江見駅」 民間 国吉 千葉県いすみ市 いすみ鉄道 1991 いすみ線 2019 観光案内所「ハートフル♡ステーションくによし」 地域団体 遠江一宮 静岡県森町 天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 1997 手打ちそば「百々や」 個人 二俣本町 静岡県浜松市 天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 2019 駅舎ホテル「INN MY LIFE」 個人 都田 静岡県浜松市 天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 2015 カフェ「駅カフェ」 個人 気賀 静岡県浜松市 天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 2005 中華屋「貴長」 個人 浜名湖佐久米 静岡県浜松市 天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 1988 喫茶店「かとれあ」 個人 都築 静岡県浜松市 天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 1992 パン屋「メイ・ポップ」 個人 三ヶ日 静岡県浜松市 天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 2018 ハンバーガー「グラニーズバーガー&カフェ」 個人 新所原 静岡県浜松市 天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線 1990 駅のうなぎ屋「やまよし」 個人 岳南原田 静岡県富士市 岳南電車 岳南鉄道線 1996 そば屋「めん太郎」 個人 蓮台寺 静岡県下田市 伊豆急行 伊豆急行線 2022 コーヒー「NEED U」 個人 帯織 新潟県三条市 JR東日本 1992 信越本線 2020 ものづくり交流拠点施設「EKILAB」 民間 燕三条 新潟県三条市 JR東日本 1988 信越本線 2022 ものづくり拠点「JRE Local Hub」 民間 加斗 福井県小浜市 JR西日本 小浜線 1995 理髪店「ヘアーサロン塚本」 個人 大聖寺 石川県加賀市 IRいしかわ鉄道 IRいしかわ鉄道線 2022 複合施設「大聖寺ゲートウェイ」 行政 郡上八幡 岐阜県郡上市 長良川鉄道 1988 越美南線 2018 カフェ「郡上八幡駅舎カフェ」 地域団体 北濃 岐阜県郡上市 長良川鉄道 1986 越美南線 2019 食事処「終着北濃駅」 個人 笠置 京都府笠置町 JR西日本 関西線 2017 駅ナカ茶カフェ「STATION」 その他 丹後由良 京都府宮津市 京都丹後鉄道 宮津線 2007 カフェ「アンシャーリー」 個人 コウノトリの郷 兵庫県豊岡市 京都丹後鉄道 宮津線 2020 カフェ・そば「駅舎カフェぽっぽや」 地域団体 法華口 兵庫県加西市 北条鉄道 1915? 北条線 2023 ハンバーガー「今屋のハンバーガー」 個人 長 兵庫県加西市 北条鉄道 1973 北条線 2015 婚活相談所「駅ナカ婚活相談所」 地域団体 播磨下里 兵庫県加西市 北条鉄道 北条線 2007 お寺「下里庵」 個人 太市 兵庫県姫路市 JR西日本 1986 姫新線 2021 関西陸運新社屋/ レストラン「ポラリス」 民間 香住 兵庫県香美町 JR西日本 2021 山陰本線 2022 交流図書館 地域団体 小野町 兵庫県小野市 JR西日本 加古川線 2004 手打ちそば「ぷらっと きすみの」 地域団体 黒田庄 兵庫県西脇市 JR西日本 加古川線 2015 交流施設「あつまっ亭」 地域団体 上月 兵庫県佐用町 JR西日本 姫新線 1996 特産物販売所「ふれあいの里 上月」 民間 京終 奈良県奈良市 JR西日本 1984 桜井線 2019 カフェ「ハテノミドリ」 地域団体 柳本 奈良県天理市 JR西日本 1984 桜井線 2019 レストラン「ピクトン」 民間 御所 奈良県御所市 JR西日本 2002 和歌山線 2022 まち丸ごとホテル 行政 日野 滋賀県日野町 近江鉄道 ー 本線 2017 日替わりカフェ「なないろ」 地域団体 永原 滋賀県長浜市 JR西日本 湖西線 2000 コミュニティハウス「koti」 民間 湯浅 和歌山県湯浅町 JR西日本 紀勢本線 2020 複合施設「湯浅えき蔵」/米醤 民間 見老津 和歌山県すさみ町 JR西日本 1985 紀勢本線 2018 カフェ「のんびり屋」(2023閉業) 個人 見老津 和歌山県すさみ町 JR西日本 1985 紀勢本線 2024 レストラン「pìccolo grocery store」 個人 周参見 和歌山県すさみ町 JR西日本 紀勢本線 2019 カフェ「YUP!」 地域団体 九度山 和歌山県九度山町 南海電鉄 高野線 2019 おむすびスタンド「くど」 民間 高野下 和歌山駅九度山町 南海電鉄 2013 高野線 2019 ホテル「NIPPONIA HOTEL」 民間 貴志 和歌山県紀の川市 和歌山電鉄 2006 貴志川線 2010 カフェ「たまカフェ」 個人 備後矢野 広島県府中市 JR西日本 1983 福塩線 1984 うどん屋「矢野駅食堂」 個人 上下 広島県府中市 JR西日本 1983 福塩線 2020 シェア型食堂「上下まんまる屋」 地域団体 甲奴 広島県三次市 JR西日本 1983 福塩線 1994 お好み焼き「美里歩(おりーぶ)」 個人 波子 島根県江津市 JR西日本 1990 山陰線 2024 醸造所「石見麦酒」 民間 亀嵩 島根県奥出雲町 JR西日本 木次線 1971 そば「扇屋そば」 個人 三見 山口県萩市 JR西日本 山陰本線 2023 移住体験施設「さんちゃんち」 行政 西岩国 山口県岩国市 JR西日本 岩徳線 2004 ふれあい交流館「西岩国」 地域団体 阿川 山口県下関市 JR西日本 1986 山陰本線 2020 カフェ「AGAWA」 個人 卯之町 愛媛県西予市 JR四国 予讃線 2022 複合施設「ゆるりあん」 行政 大歩危 徳島県三好市 JR四国 土讃線 2013 観光案内所「ほっで案内所」 民間 二軒屋 徳島県徳島市 JR四国 2010 牟岐線 2010 居酒屋「0番線」 個人 西佐川 高知県佐川町 JR四国 土讃線 2017 交流スペース「仁淀ブルースクエア」 行政 土佐久礼 高知県中土佐町 JR四国 2010 牟岐線 2024 なかとさ観光協会事務所 その他 二島 福岡県北九州市 JR九州 2017 筑豊本線 2020 グルメ「ぽっぽ亭」 個人 田主丸 福岡県久留米市 JR九州 1984 久大本線 2018 カフェ「KAPATERIA」 地域団体 南久留米 福岡県久留米市 JR九州 1984 久大本線 2024 シェアキッチン「Share Kitchen Minamikurume」 鉄道会社 筑後吉井 福岡県うきは市 JR九州 1984 久大本線 2024 珈琲「Zelkova Coffee えき」 鉄道会社 採銅所 福岡県香春町 JR九州 1971 日田彦山線 2017 交流拠点「第二待合室」 地域団体 肥前浜 佐賀県鹿島市 JR九州 2008 長崎本線 2021 日本酒BAR「HAMA BAR」 地域団体 蔵宿 佐賀県有田町 松浦鉄道 西九州線 2022 八百屋・カフェ「薪の宿から」 個人 上有田 佐賀県有田町 JR九州 佐世保線 2015 カフェ「駅カフェSARAYAMA」 個人 鶴崎 大分県大分市 JR九州 1984 日豊本線 2017 カフェ「駅かふぇ」 個人 今津 大分県中津市 JR九州 日豊本線 2018 介護事務所「今津サポートセンターいずみの園」 民間 千綿 長崎県東彼杵郡 JR九州 1971 大村線 2018 スパイスカレー店「千綿食堂」(2022閉業) 個人 千綿 同上 同上 1971 同上 2022 生花屋「ミドリブ」 個人 長与 長崎県長与町 JR九州 長崎線 2023 カフェ「GOOOOOOOD STATION」 民間 日向新富 宮崎県新富町 JR九州 1984 日豊本線 2018 コワーキングスペース 民間 日南 宮崎県日南市 JR九州 2015 日南線 2020 コミュニティスペース 行政 白水高原 熊本県南阿蘇村 南阿蘇鉄道 1992 高森線 2015 古本屋「ひなた文庫」 個人 長陽 熊本県南阿蘇村 南阿蘇鉄道 1992 高森線 2006 資本ケーキ「久永屋」 個人 中松 熊本県南阿蘇村 南阿蘇鉄道 1992 高森線 2016 カフェ「ひみつ基地ゴン」 個人 阿蘇白河 熊本県南阿蘇村 南阿蘇鉄道 1992 高森線 2013 カフェ「75thStreat」 個人 南阿蘇白川水源 熊本県南阿蘇村 南阿蘇鉄道 1992 高森線 2012 カフェ「駅café'倶利伽羅」 個人 おかどめ幸福 熊本県あさぎり町 熊川鉄道 1989 湯前線 2018 レストラン「黒豚キッチン」 個人 荒尾 熊本県荒尾市 JR九州 鹿児島本線 2024 カフェ「あらおリビング」 民間 大畑 熊本県人吉市 JR九州 1986 肥薩線 2018 レストラン「囲炉裏キュイジーレ」(閉業) 民間 矢岳 熊本県人吉市 JR九州 1986 肥薩線 2019 宿泊施設「Classic Railway Hotel」(閉業) 民間 網田 熊本県宇土市 JR九州 三角線 2013 喫茶店「網田レトロ館」(臨時休業) 地域団体 嘉例川 鹿児島県霧島市 JR九州 肥薩線 2004 森の弁当「やまだ屋」 民間 財部 鹿児島県曽於市 JR九州 1929? 日豊本線 1996 麺処「桂庵」 個人 産学連携授業 JR西日本コンサルタンツ株式会社「さこすて®︎」さんのご協力のもと、産学連携授業も実施しています。 2024年度の建築計画総論では、JR万葉まほろば線・三輪駅をテーマに、講義で学んだ知識を活かして無人駅舎活用の企画・計画提案に取り組む演習課題を設定しました。270件を超える学生たちの提案の中から優秀10提案を選出し、選ばれた学生たちが講義内でプレゼンテーションを行いました。その中から最優秀提案を1点選び、さこすて®︎さんより賞状と副賞が授与されました。当日はさこすて® COO(建築設計本部長)の出井さま、およびさこすて® チーフプロデューサー(建築設計本部係長)の武部さまにご参加いただき、貴重なご講評をいただきました。 2025年度の「建築企画演習1」の授業においては、さこすて® と連携し、無人駅を活用した地域再生をテーマにした産学連携授業を実施しました。本授業では、奈良県桜井市にあるJR万葉まほろば線・三輪駅を対象とし、建築企画マネジメントの視点による駅舎活用提案に取り組みました。6月20日には、学生らが現地視察を行い、さこすて®、三輪まちづくり法人 株式会社リアライズ、三輪駅地域作戦会議の皆様の協力のもと、駅周辺の現状や地域課題について理解を深めました。また7月18日には、40件を超える多様な提案から選出された優秀提案7件について、連携企業や地域関係者を招いた講評会を開催しました。その後、学生7名に対して、「さこすて®みわ大賞」「桜井市長賞」「JR地域共生賞」「三輪まちづくり賞」「三輪まほろば賞」など各賞と副賞が贈られました。 LINK:JR西日本コンサルタンツ株式会社「さこすて®︎」協力による産学連携授業「建築計画総論」2024 LINK:JR西日本コンサルタンツ株式会社「さこすて®︎」協力による産学連携授業「建築企画演習Ⅰ」 LINK:JR西日本コンサルタンツ株式会社「さこすて®︎」協力による産学連携授業「建築計画総論」2025 Previous Next

  • Placemaking at Senri Newtown | Kindai Univ. Architectural Planning Lab. | RYOTARO URAI

    project.4 FOODHALL koya Previous Next Food hall "eka" that conveys the charm of Koya's traditional crafts Space design / 2021 / KOYASAN Koyasan has given birth to numerous ideas over the 1,200 years since its founding. Here, there is a culture of religion and lifestyle nurtured by monks and people who support each other. However, due to the progress of aging and depopulation, there is a shortage of people who inherit Buddhism and the traditional crafts that support it. I want to protect the living culture that has been handed down from generation to generation by "craftsmen who do exquisite handwork", which has become a rare existence. Therefore, we will use a part of the Koyasan University building, which is biased toward single-function services and is a space separated from the townscape, to create a space where craftsmen who are involved in the inheritance of traditional crafts, food, and forestry will be responsible for the future of the region. We propose the creation of a platform that connects children and contributes to the development of successors to traditional industries. Specifically, the goal is to set up a “manufacturing studio” where children and craftsmen can foster their creativity together, and to create a foundation for new businesses and indigenous entrepreneurs centered on them. プレイスメイキングの実践内容 Better Life Terrace開催期間中、研究室は団地内外の多様な活動を支援するための可変型仮設什器「クミカグ」を会場に設置した。単管パイプと木板を組み合わせたこの什器を用いて、小規模マルシェ形式の販売ブースを構築し、地元の5店舗による物販が行われた。 プレイスメイキングの効果/考察 千里ニュータウンの事例では、従来空きビルであった場所に多様な人々が集い交流する場を立ち上げるうえで、クミカグが重要な役割を果たした。出店者からは「自由にレイアウトできるので助かる」「空間に合わせて形を変えられるので一体感が出る」といった評価が聞かれ、会場デザインの柔軟性がイベント運営側・参加者双方に創造的な余地を与えていたことがわかる。千里NTは高度経済成長期に造成された大規模ニュータウンであり、現在高齢化やコミュニティの希薄化といった課題を抱えるが、本実践はそうした地域においても住民主体の新たな活動の場をサポートし得ることを示した。 Previous Next

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